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借金返済 相談 前の準備:借金内訳と返済計画の作成方法と注意点

借金無料相談前に知っておきたい返済基礎知識 借金返済を成功させるための下準備


「 借金返済 相談 に行く前に何をしたら良いのだろう?」
「借金返済の相談をどこにしたらいいんだろう?」
「借金返済相談では、どんなことを聞いたらいいんだろう?」

こんな悩みに、「借入件数19件」「690万円の借金」「個人再生」「138万円に圧縮」して現在、「平穏な暮らし」を送っている筆者が不安な思いにお答えします。「筆者の失敗談」もお話しします。

今回は「借金の内訳・件数の割り出し」「借金の金額ごとの返済例」をお話しします。

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カテゴリー;借金無料相談前に知っておきたい返済基礎知識

無料返済相談のネット予約を入れる前に、やっておくべきこと・知っておくべきことを紹介した前回の内容は、>こちら です。
当記事を読む前にご覧になると、理解が深まります。

今回の記事のテーマ・目的は?
1.借金の総額別に「任意整理」「個人再生」の月々の返済額が確認出来、どちらを選ぶか判断する。
2.2007年以降の借金やクレジットカードでのショッピングでの過払い金はないということをも認識。

◎この記事の最後に「次に知るべきこと」がわかる流れが記されています。



この記事を読んででわかること:
・借金返済の相談に行く前に月々大体の返済額がわかります。
・弁護士事務所か司法書士かに相談先の目星がつきます。
・自分の生活を見直すきっかけになります。

・そして借金計算をすることで、自分の借金の金額がどれだけ大変なものかわかります。

借金返済 相談

借金返済 相談 の前に借金の内訳の算出をします。

やはり、借金返済のスタートラインはまちがいなくここです。
理由は、金額をはっきりすることで月々の返済額がわかるからです。

借金の金額・件数と残高を1件ずつ出します。

借金の金額件数の出し方の例を書きます。
多重債務になってくると、金額をはっきりさせるのが怖いという気持ちになります。
月々の払いとか残額の伝票などから「大体こんなもんだろう」という感覚的な甘い合計をしていました。
筆者は「500万まではいってないだろう..」と甘く考えていました。
いざ実際算出してみると690万円も借り入れがありました。
ショックでした。でもここがスタート地点です。

借金の金額、件数を筆者の例で算出します。
金額は返済残高を出して下さい。
この時点では過払金や返ってくる利息等は不明です。

・A社  917,185円
・B社  634,970円
・C社  335,985円
・D社 1,106,530円
・E社 1,493,235円
・F社  515,610円
・G社  316,550円
・H社  704,405円
・I社   66,030円
・J社  302,450円
・K社  200,840円
・L社  109,460円
・M社  217,360円
 合計 6,920,610円

件数は表記では13社なのですが、D社、E社、H社は1社の中で複数の借金をしていたので
合計は19件です。はあ、情けないですね…..

任意整理の場合と個人再生の場合の月々の返済額の算出の仕方。

筆者の事例をもとに、計算してみます。

任意整理で計算します。

 任意整理は「これからの金利はなくなる」ということです。
 ですから残高合計を支払い回数(基本は36回で割る、36回が難しい場合は60回で)
 が1ヶ月の返済額です。

 ・6,920,610円÷36回=192,239円
 1ヶ月の支払いは192,239円です。こんなの無理です。

では、60回で計算します。
6,920,610円÷60回=115,343円

→5年間11万5千円を払い続けます。毎月11万円の借金返済を5年間も家族に隠し通せませんし、
住宅ローンがあれば月々の生活がかなり苦しいです。
家計収支表を作ってみると現実的ではないことがわかります。

任意整理の報酬額は、1件につき5万円前後です。

19件の場合、5万円×19件=95万円です。
報酬を支払い終わってから返済の手続きが始まります。月に11万円払って9ヶ月かかります。
そこからやっと手続きの流れに入ります。692万円の返済は手続きが完了してから始まるのです。


司法書士事務所に任意整理を依頼した場合、弁護士に委託をすることになることが多いです。
その分余分に報酬を払うことになります。

個人再生で計算します。

個人再生は、借金の総額を5分の1に圧縮しその金額を36回で支払います。

6,920,610円÷5=1,384,122円

支払い総額は、1,384,122円です。この金額を36回で支払いします。
・1,384,122円÷36回=38,447円

個人再生の報酬額は40万円前後かと思われます。
任意整理と同じく、報酬を払い終わってから裁判所に申し立てに入ります。

僕にとっては、個人再生しか道はありませんでした。
25万円程度の給料の手取りで、住宅ローン月7万円と任意整理での支払い金額11万5千円を5年間も払い続けるのはキツイ話でした。

残高合計別の任意整理と個人再生の月々の返済金額の算出例。

※任意整理・個人再生ともに弁護士事務所や司法書士事務所に
 報酬額を支払い終わってから実際の手続きが始まります。
 個人再生の場合は半年から1年くらいかかります。
 返済開始はそのあとからです。すぐに返済は始まりません。

例1.借金残高合計100万円の場合

任意整理ー報酬額は1件につき5万円(1件から5件くらいとすると5万円から25万円くらい)
100万円÷36回=1ヶ月支払いは2万8千円くらい
個人再生ー報酬額は40万円前後
      100万円÷5=20万円(5分の1に圧縮)
       20万円÷36回=1ヶ月の支払いは5600円くらい

例2.借金残高合計150万円の場合

任意整理ー報酬額は1件につき5万円(1件から5件くらいとすると5万円から25万円くらい)
150万円÷36回=1ヶ月支払いは4万2千円くらい
個人再生ー報酬額は40万円前後
      150万円÷5=30万円(5分の1に圧縮)
       30万円÷36回=1ヶ月の支払いは8400円くらい

例3.借金残高合計200万円の場合

任意整理ー報酬額は1件につき5万円(1件から5件くらいとすると5万円から25万円くらい)
200万円÷36回=1ヶ月支払いは5万6千円くらい
個人再生ー報酬額は40万円前後
      200万円÷5=40万円(5分の1に圧縮)
       40万円÷36回=1ヶ月の支払いは1万2千円くらい

例4.借金残高合計250万円の場合

任意整理ー報酬額は1件につき5万円(1件から8件くらいとすると5万円から40万円くらい)
250万円÷36回=1ヶ月支払いは6万9千円くらい
      250万円÷60回=1ヶ月支払いは4万2千円くらい
個人再生ー報酬額は40万円前後
      250万円÷5=50万円(5分の1に圧縮)
       50万円÷36回=1ヶ月の支払いは1万4千円くらい

例5.借金残高合計300万円の場合

任意整理ー報酬額は1件につき5万円(1件から8件くらいとすると5万円から40万円くらい)
300万円÷36回=1ヶ月支払いは8万4千円くらい
      300万円÷60回=1ヶ月支払いは5万円くらい
個人再生ー報酬額は40万円前後
      300万円÷5=60万円(5分の1に圧縮)
       60万円÷36回=1ヶ月の支払いは1万7千円くらい

例6.借金残高合計350万円の場合

任意整理ー報酬額は1件につき5万円(1件から8件くらいとすると5万円から40万円くらい)
350万円÷36回=1ヶ月支払いは9万8千円くらい
      350万円÷60回=1ヶ月支払いは5万9千円くらい
個人再生ー報酬額は40万円前後
      350万円÷5=70万円(5分の1に圧縮)
       70万円÷36回=1ヶ月の支払いは1万9千円くらい

例7.借金残高合計400万円の場合

任意整理ー報酬額は1件につき5万円(1件から10件くらいとすると5万円から50万円くらい)
400万円÷36回=1ヶ月支払いは11万2千円くらい
      400万円÷60回=1ヶ月支払いは6万7千円くらい
個人再生ー報酬額は40万円前後
      400万円÷5=80万円(5分の1に圧縮)
       80万円÷36回=1ヶ月の支払いは2万2千円くらい

例8.借金残高合計450万円の場合

任意整理ー報酬額は1件につき5万円(1件から15件くらいとすると5万円から75万円くらい)
450万円÷36回=1ヶ月支払いは12万5千円くらい
      450万円÷60回=1ヶ月支払いは7万5千円くらい
個人再生ー報酬額は40万円前後
      450万円÷5=90万円(5分の1に圧縮)
       90万円÷36回=1ヶ月の支払いは2万5千円くらい

例9.借金残高合計500万円の場合

任意整理ー報酬額は1件につき5万円(1件から20件くらいとすると5万円から100万円くらい)
500万円÷36回=1ヶ月支払いは13万9千円くらい
      500万円÷60回=1ヶ月支払いは8万3千円くらい
個人再生ー報酬額は40万円前後
      500万円÷5=100万円(5分の1に圧縮)
       100万円÷36回=1ヶ月の支払いは2万8千円くらい

例10.借金残高合計550万円の場合

任意整理ー報酬額は1件につき5万円(1件から20件くらいとすると5万円から100万円くらい)
550万円÷36回=1ヶ月支払いは15万3千円くらい
      550万円÷60回=1ヶ月支払いは9万1千円くらい
個人再生ー報酬額は40万円前後
      550万円÷5=110万円(5分の1に圧縮)
       110万円÷36回=1ヶ月の支払いは3万1千円くらい

例11.借金残高合計600万円の場合

任意整理ー報酬額は1件につき5万円(1件から20件くらいとすると5万円から100万円くらい)
600万円÷36回=1ヶ月支払いは16万7千円くらい
      600万円÷60回=1ヶ月支払いは10万円くらい
個人再生ー報酬額は40万円前後
      600万円÷5=120万円(5分の1に圧縮)
       120万円÷36回=1ヶ月の支払いは3万4千円くらい

例12.借金残高合計650万円の場合

任意整理ー報酬額は1件につき5万円(1件から20件くらいとすると5万円から100万円くらい)
650万円÷36回=1ヶ月支払いは18万1千円くらい
      650万円÷60回=1ヶ月支払いは10万1千円くらい
個人再生ー報酬額は40万円前後
      650万円÷5=130万円(5分の1に圧縮)
       130万円÷36回=1ヶ月の支払いは3万6千円くらい

例13.借金残高合計700万円の場合

任意整理ー報酬額は1件につき5万円(1件から20件くらいとすると5万円から100万円くらい)
700万円÷36回=1ヶ月支払いは19万4千円くらい
      700万円÷60回=1ヶ月支払いは11万6千円くらい
個人再生ー報酬額は40万円前後
      700万円÷5=140万円(5分の1に圧縮)
       140万円÷36回=1ヶ月の支払いは3万9千円くらい

例14.借金残高合計750万円の場合

任意整理ー報酬額は1件につき5万円(1件から20件くらいとすると5万円から100万円くらい)
750万円÷36回=1ヶ月支払いは20万9千円くらい
      750万円÷60回=1ヶ月支払いは12万5千円くらい
個人再生ー報酬額は40万円前後
      750万円÷5=150万円(5分の1に圧縮)
       150万円÷36回=1ヶ月の支払いは4万2千円くらい

例15.借金残高合計800万円の場合

任意整理ー報酬額は1件につき5万円(1件から20件くらいとすると5万円から100万円くらい)
800万円÷36回=1ヶ月支払いは22万2千円くらい
      800万円÷60回=1ヶ月支払いは13万4千円くらい
個人再生ー報酬額は40万円前後
      800万円÷5=160万円(5分の1に圧縮)
       160万円÷36回=1ヶ月の支払いは4万5千円くらい

よくある質問

・過払金がありますよね
 →過払金があるかどうかは、2007年以前の取引があるかどうかです。
ショッピングのリボ払いの利息は関係ありません。過払金の定義は、>こちら


・カードのリボ払いの利息が返ってくるのでは?
 →僕もカードのリボ払い利息に期待したのですが、物の見事に「ゼロ」でした。
  期待しない方が良いと思います。「あったらラッキー」程度だと考えて下さい。


・カードのリボ払いから「払いすぎた利息」が、元金を減らしてくれるかも。
 →正直、それも期待しない方が良いです。僕は「これはあるんじゃないか」と期待していましたが、
  物の見事に「ゼロ」でした。リボ払いの利息の勘違いについては、>こちら

「返ってくるものがあるんじゃないか」という期待をしていましたが結局ありませんでした。
とにかく「期待をしないこと」が一番かと思います。「何もなかった..」時の落胆が大きかったからです。

次にすることは、「 借金返済 相談 の前に「家計収支表」を作ってみる」ことです。

最初に「家計収支表」を作ると月々の返済できる金額が見えてきます。
収支表の項目や記入例をアドバイスします。
個人再生の場合は、3か月分の家計収支表を裁判所に提出するようになります。


参考になりますので、必ず読んで下さいね。