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借金返済 のコツ:家計収支表で返済可能額を把握し、月々の支出を調整する方法

借金無料相談前に知っておきたい返済基礎知識 借金返済を成功させるための下準備

「 借金返済 コツ はあるの?」
「実際どのくらいの金額を 借金返済 に充てられるのだろうか。」
「家計の中で切り詰められるところはどこなのだろう。」
「債務整理をしなければならないのだろうか。」

借金の返済でにっちもさっちもいかなくなっている状態になってしまったとき、
落ち着いてどうしたらいいのかとか、なんて考えることなんて出来ませんよね。
自分もそうでした。

自分の経験から得たこととして、
個人再生の申し立てが始まると、「家計収支表」を3か月分提出することをなります。

後になって気づいたことですが、家計収支表を作ると見えてくることが多いです。
弁護士事務所や司法書士事務所に金の相談に行く前に
家計収支表を書いてみることが出来たら、
債務整理のどれを選んだらよいかや月々の返済がいくらくらいなら、 
無理なく生活が出来るかが見えてくるな、と感じました。

家計収支表を作ると、生活に無理なく月々の返済に回せる金額が見えてきます。
それによって「任意整理」か「個人再生」のどちらを選ぶべきかが見えてきます。
生活に無理が来るような返済金額を設定して任意整理を行うことは、あまり良いとは思えません。

大事なことは、借金を完済して、これからの人生を楽しく暮らせるようにしていくことです。

今回の記事をご覧になっていただいて家計収支表を作ってみてくださいね。

「借入件数19件」「690万円の借金」「個人再生」「138万円に圧縮」して
現在、完済に至り「平穏な暮らし」を送っている筆者が不安な思いにお答えします。

今回は「家計収支表」の作成例から「月々の返済可能額」を割出します。

関連記事;
借金100万 円返済の落とし穴と対処法:月々の少額返済のヤバイ理由

カテゴリー;借金無料相談前に知っておきたい返済基礎知識

借金返済

借金返済 の相談に行く前の月々大体の返済額弁護士事務所か司法書士かの相談先の目星をつける、前回の記事が >こちら です。
当記事を読む前にご覧になると、理解が深まります。

今回の記事のテーマ・目的は?
1.「家計収支表」を作ることが、借金を完済する第1歩となることを認識する。
2.「家計収支表」を作ることで、借金の返済方法が見えてくることを確認する。

◎この記事の最後に「次に知るべきこと」がわかる流れが記されています。



この記事を読んででわかること:
・家計収支表の作成により、月々の返済可能額がわかります。
・家計状況のどの部分を切り詰めることが可能か見えてきます。
・債務整理が必要かどうかの目星が立てられます。

借金返済 コツ その1。家計収支表を作成して月々の借金返済可能額を割り出します。

前回の記事では、借金の金額合計の複数の例からから月々の返済金額を算出しました。
今回は、家計収支から「返済可能な金額」を算出してみます。
初期の段階で、家計収支表を作成しておけば、無料相談に行った際に役立ちます。

個人再生の場合は、「夫婦合算」で家計収支表を作りますが、
まずは、ご自分のものを作成してみてください。
返済するのは、自分自身だからです。

1ヶ月の家計収支表の作成例(筆者の場合)

筆者が個人再生を行なった司法書士事務所から頂いた表の項目で算出します。

実際は、配偶者の家計収支表も別で提出します。収入・支出・借り入れ全て書いてもらいます。
筆者の場合は、家の食費は妻が負担していました。

収入収入支出支出
費目金額(円)費目金額(円)
前月からの繰越0住宅費
(家賃、地代等、マンションのローン含む)
70,000
給与(申立人)245,000駐車場代0
給与(配偶者)食費25,000
給与(   )嗜好品代(     )
賞与(申立人)外食費0
賞与(配偶者)電気代14,000
賞与(   )ガス代
水道代3,450
自営収入(申立人)電話料金13,000
自営収入(配偶者)新聞代
自営収入(   )任意保険料(契約者    )26.000
任意保険料(契約者    )
年金(申立人)ガソリン代(車の名義人     )4,500
年金(配偶者)ガソリン代(車の名義人     )
年金(   )医療費
被服費
生活保護費教育費(   )
交際費(   )10,000
児童扶養手当娯楽費(   )15,000
児童手当日用雑貨
税金(    )
援助(  )から税金(    )
援助(  )から社会保険料26,000
通勤・交通費
保険解約返戻金返済(    )
返済(    )
業者からの借入れ
翌月への繰り越し
以上収収入合計245,000円以上支出合計  195,950 円



収入
 ・給与(手取り)245,000円
 (ポイントサイトからの入金や副収入があれば、小さなものでも全て書きます。
  あとでバレたら全てがダメになります。)

支出
 ・家賃:駐車場代は一戸建てのためありません。
 ・食費 : 25,000円(外食費を含む)仕事に行っているときは自分の財布から飲食費を出しています。
 ・電気料金: 14,000円、冬とうで高い時は3万円くらい。
 ・ガス料金は、オール電化住宅のためありません。新聞は取っていないので新聞料金もありません。
 ・水道料金:  3,450円
・通信費:  13,000円
 ・ガソリン代: 4,500円(軽自動車で週に2日くらいしか乗りません)
・被服費 提出期間内は、服を買っていないのでありません。
 ・交際費:  10,000円(親類のお供え)
 ・娯楽費:  15,000円(体調維持のための整体やサウナ等)
 ・雑費:   15,000円(散髪代等含む)
 ・任意保険料 26,000円(生命保険、自動車保険)
 ・住宅ローン 70,000円
合計 195,950円

 実際、被服費・交際費・娯楽費・ガソリン代はもっと多いのではないでしょうか。

収入と支出の差額は、
 245,000円ー195,950円=49,050円

 49,050円残るわけですが、これを全部返済に回していると何かあった時にどうにもならなくあります。
 「貯金」をする必要があります。


何せ、ローンが組めないので、車を現金で買わなければなりません。
40万円前後の中古車を現金で買う必要があります。

貯金分を1万円程度と考えたら、返済可能額は4万円くらいですね。

「車の買い替え」は非常に重要な部分なので、現金で買えるよう貯金を考えてください。

筆者は、この記事を書いている時点で90万円弱の貯金が出来ました。
40万円程度の車と貯金の残りは、早めの返済と住宅ローンの繰り上げ返済のためのさらなる貯金をしていきます。

給料手取り金額別返済可能金額の算出例

手取り30万円の場合の算出例

収入 収入支出支出
費目金額(円)費目金額(円)
前月からの繰越0住宅費
(家賃、地代等、マンションのローン含む)
100,000
給与(申立人)300,000駐車場代0
給与(配偶者)食費55,000
給与(   )嗜好品代(     )
賞与(申立人)外食費0
賞与(配偶者)電気代20,000
賞与(   )ガス代
水道代3,450
自営収入(申立人)電話料金13,000
自営収入(配偶者)新聞代
自営収入(   )任意保険料(契約者    )26.000
任意保険料(契約者    )
年金(申立人)ガソリン代(車の名義人     )15,000
年金(配偶者)ガソリン代(車の名義人     )
年金(   )医療費
被服費10,000
生活保護費教育費(   )
交際費(   )20,000
児童扶養手当娯楽費(   )15,000
児童手当日用雑貨
税金(    )
援助(  )から税金(    )
援助(  )から社会保険料36,000
通勤・交通費
保険解約返戻金返済(    )
返済(    )
業者からの借入れ
雑費15,000

翌月への繰り越し
以上収収入合計 300,000以上支出合計  287,450 

収入(手取り30万円)配偶者は専業主婦、お子様一人と考える。

支出 
・家賃または住宅ローン 100,000円
 ・食費 : 55,000円(一家の食費、外食費を含む)
 ・電気料金:      20,000円
 ・ガス料金は、オール電化住宅のためありません。新聞は取っていないので新聞料金もありません。
 ・水道料金:  3,450円
 ・通信費:(携帯等) 13,000円
 ・ガソリン代: 15,000円
・被服費:       10,000円 
 ・交際費:   20,000円
 ・娯楽費:   15,000円
 ・雑費:    15,000円(散髪代等含む)
 ・任意保険料 36,000円(家族分の生命保険、自動車保険)
 
合計 287,450円
収入ー支出は、12,550円です。これはキツイですね。
これで借り入れをしてしまうと、ほぼ100%多重債務になりますね。
被服費、交際費、娯楽費を切り詰める必要がありますね。
おそらく、弁護士事務所なり司法書士事務所からツッコミ・指導が入ります。

共働きだから大丈夫と思ったら大間違いで、配偶者に内緒で任意整理は無理です。
隠し通せないですね。

手取り25万円の場合の算出例

収入収入支出支出
費目金額(円)費目金額(円)
前月からの繰越0住宅費
(家賃、地代等、マンションのローン含む)
70,000
給与(申立人)250,000駐車場代0
給与(配偶者)食費25,000
給与(   )嗜好品代(     )
賞与(申立人)外食費0
賞与(配偶者)電気代14,000
賞与(   )ガス代
水道代3,450
自営収入(申立人)電話料金13,000
自営収入(配偶者)新聞代
自営収入(   )任意保険料(契約者    )26.000
任意保険料(契約者    )
年金(申立人)ガソリン代(車の名義人     )10,000
年金(配偶者)ガソリン代(車の名義人     )
年金(   )医療費
被服費5,000
生活保護費教育費(   )
交際費(   )10,000
児童扶養手当娯楽費(   )15,000
児童手当日用雑貨・雑費15,000
税金(    )
援助(  )から税金(    )
援助(  )から社会保険料26,000
通勤・交通費
保険解約返戻金返済(    )
返済(    )
業者からの借入れ


翌月への繰り越し
以上収収入合計245,000円以上支出合計  207,450 円

収入(手取り25万円)共働き、子供なし。筆者のパターンですね。

支出 
・家賃または住宅ローン 70,000円
 ・食費 : 25,000円(一家の食費、外食費を含む)
 ・電気料金:      15,000円
 ・ガス料金は、オール電化住宅のためありません。新聞は取っていないので新聞料金もありません。
 ・水道料金:  3,450円
 ・通信費:(携帯等) 13,000円
 ・ガソリン代: 10,000円
・被服費:       5,000円 
 ・交際費:   10,000円
 ・娯楽費:   15,000円
 ・雑費:    15,000円(散髪代等含む)
 ・任意保険料 26,000円(家族分の生命保険、自動車保険)
 
合計 207,450円
収入ー支出は、42,550円です。
まあ、なんとかですね。交際費・娯楽費を削れば、少しずつ貯金ができるかなという感じです。

手取り20万円の場合の算出例

手取り20万円なら配偶者の協力なしには返済は難しいかと思います。
つまり任意整理は無理、ということになりそうです。
そして普段からそれなりに切り詰めて生活してると思われます・

収入収入支出支出
費目金額(円)費目金額(円)
前月からの繰越0住宅費
(家賃、地代等、マンションのローン含む)
70,000
給与(申立人)200,000駐車場代0
給与(配偶者)食費25,000
給与(   )嗜好品代(     )
賞与(申立人)外食費0
賞与(配偶者)電気代14,000
賞与(   )ガス代
水道代3,450
自営収入(申立人)電話料金13,000
自営収入(配偶者)新聞代
自営収入(   )任意保険料(契約者    )26.000
任意保険料(契約者    )
年金(申立人)ガソリン代(車の名義人     )8,000
年金(配偶者)ガソリン代(車の名義人     )
年金(   )医療費
被服費5,000
生活保護費教育費(   )
交際費(   )5,000
児童扶養手当娯楽費(   )5,000
児童手当日用雑貨・雑費10,000
税金(    )
援助(  )から税金(    )
援助(  )から社会保険料23,000
通勤・交通費
保険解約返戻金返済(    )
返済(    )
業者からの借入れ


翌月への繰り越し
以上収収入合計200,000以上支出合計  181,450




収入
 ・給与(手取り)200,000円 共働き・子供なし
 

支出
 ・家賃、住宅ローン:70,000円
 ・食費 : 25,000円(外食費を含む)一家の食費は配偶者の収入から
 ・電気、ガス料金: 14,000円
 ・水道料金:  3,450円
・通信費:     13,000円
 ・ガソリン代: 8,000円
・被服費:      5,000円
 ・交際費:   5,000円
 ・娯楽費:   5,000円
 ・雑費:    10,000円(散髪代等含む)
 ・任意保険料 23,000円(生命保険、自動車保険)
 
合計    181,450円
収入ー支出は、18,550円です.

生活自体がギリギリですね。やはり配偶者の理解・助けが必要になります。

月収20万以下だと、借金をすること自体がもうアウトだと思います。
借金をしてしまったら破綻する可能性大です。
結婚している場合は、パートナーに隠して任意整理するとか無理だと思います。

借金返済 コツ 2。債務整理が必要かどうかについて考察します。

債務整理とは

結論としては「債務整理が必要」になるのではないかと思います。
前回の記事( >こちら )と照らし合わせて考えてみてください。
現状がかなり見えるのではないでしょうか。

自分の経験から考えて、債務整理をして生活に無理がない金額は、
「4万円程度」だと思います。


自力月4万返済して、2年8か月くらいで返済できる金額は、
「100万円」です。

月4万円台後半くらいの返済で、3年くらいで返済できる金額は、
「150万円」です。

ということは、
借金が150万円を超えたら、自力での返済は、正直難しい
ということになります。


「個人再生」の場合は、「家計収支表」を裁判所に提出するようになります。
最初のうちから書いておいた方が、無料相談に行った時により話がスムースになると思います。
筆者は、前回の記事のことや今回の記事のことが後手後手に回ってしまって苦労しました。
早めの記入をお勧します。

借金返済 についてよくある質問

自分は独身だから金銭的には苦しくないのではないか。

 →返済だけのことであれば、そうかもしれません。
  独身のうちに債務整理(完済していない借り入れの任意整理や個人再生、自己破産)をした場合、
  任意整理で5年、個人再生、自己破産で5年から10年ブラックリストに載ります。
  その間はクレジット・ローン・借り入れが出来ません。
  結婚を考えた場合、ブラックリスト掲載期間が終わるまで待たないといけないかと思います。
  車や家電、住宅ローンなど難しいですからね。

おまとめローンなど活用すれば良いのではないか

→それでなんとかなるのなら、それでもいいとは思います。
 問題は、おまとめローンの返済のために多重債務にならない返済金額と家計計算が必要です。
 せっかくまとめて返済しても完済後また借り入れやカードのリボ払いを重ねていては本末転倒です。
<「おまとめローン」について詳しく書いた記事はこちら>

借金返済 コツ において大事な考え方があります。

借金返済 において2つの大事なこと

・日々の生活が借金の不安なく送れるようになること。

 筆者はこのことを強く感じています。
 返済日の不安や返済額が足らないなど追い詰められた気持ちから解き放たれました。
 本当に落ち着いた毎日を送ることが出来ています。
 
・将来の生活設計について考えることが出来るようになります。
 このこともとても大事です。負担の少ない額で早く返済を終わらせること。
 この考えを持っておくことが家族にとっても大切なことだと思います。

ネット銀行のデヴィット付きキャッシュカードは作っておきましょう。

理由は、

1.個人再生・任意整理の返済が始まった時、ネット銀行の自動振込の方が手数料が安い。
2.ネットで買い物をする時に、現金振込が出来ない場合がある。



おすすめは、PayPay銀行です。


1については
個人再生・任意整理が認められると、借り入れ先に毎月振込をしていきます。
自動送金にした方が、手間もかからず振込忘れも起こりません。
振込手数料はネット銀行の方が安く、振込先の設定も簡単です。


2については
一括で支払うのに「クレジットカードしか使用出来ない」ことがあります。
現金振込を取り扱わないことがあるんです。
そういう時、デビットカードは大丈夫なんですね。デヴィットは即時で口座から引き落としてくれます。
口座を開く時にデヴィットをつけておいて下さい。

注意事項というか絶対にやってはいけないことは、

「カードローンを申し込んではいけない」ということです。

仮に審査に通ったとしても債務整理されてしまうので、デヴィット機能も解除されてしまいます。
意味ないです。

次は、「借金総額別の月々の返済額シミュレーション」で自分に適した返済方法を考え見てください。