借金返済 できない 時の対処法と督促のリスク:知っておくべき違法な取り立てとは?
「 借金返済 できない !」
「借金が返せない時どうすればいい?」
「どんな借金の取り立てをされるの?対処法は?」
月々の返済がほんとに厳しくなってしまった時、
どうやって支払日をやり過ごすか、督促の電話や郵便が来ないようにするか、
督促状が来ても家族に見られないうちに郵便受けから出していくか等、
もう焦りの段階に入っている自分がいました。
正直、この段階まで来てしまっていたら、もうアウトなんです。
そうならないうちに、返済が滞ってしまったらどうなっていくのかを知っておいたほうが良いです。
知っておくことで、借金の件数や金額を増やしてしまうことを防ぐことができたり、
借金でどうにもならなくなった時にやってはいけないことを回避できる可能性が出てくるのではないかとおもいます。
こんな悩みに「借入件数19件」「690万円の借金」を「個人再生」で「138万円に圧縮」して現在完済して「借金の苦しみのない暮らし」を送っている筆者が不安な思いにお答えします。
今回は「督促内容」「借金返済ができない時の対処法」「取り立ての対処法」をアドバイスします。
滞納期間別金融機関の督促内容、違法な取り立てとその対処法、借金が返せない時どうしたらいいかについて解説します。これからも筆者の借金返済経験に基づいて、借金で苦しんでいる方々のお役に立てるよう解説していきます。
下記の↓リンクの記事を合わせてご覧いただくとより理解が出来ます。
「借金返済 できない 状態の放置はヤバイです!!」
今回の記事のテーマ・目的は?
1.借金の返済が滞ってしまうとどうなっていくのかを知り、適切な判断をする。
2.借金生活を終わらせることを覚悟し、効率的な完済方法を知る。
◎この記事の最後に「次に知るべきこと」がわかる流れが記されています。
この記事を読んででわかること:
・滞納期間別金融機関の督促内容がわかります。
・違法な取り立てとその対処法がわかります。
・借金が返せない時、どうしたらいいかがわかります。
もくじ
借金返済 できない 時、金融機関は滞納期間別にどんな督促をしてくるのでしょう。
1.遅延損害金の発生
返済期日を1日でも過ぎれば、遅延損害金が発生します。借金の元金について発生する延滞金です。
期日の翌日から発生し、遅れている返済の支払が終わるまで発生し続けます。
遅れている日数に基づいて利率で計算されます。
わかりやすい例としては、レンタルDVD等の延滞金のようなものです。
延滞金は結構高くて、返却日数が長くなるほど膨らんでいきます。
下手をするとレンタルよりもそのDVDを買った方が安かった、
という経験をされた方もおられると思います。
遅延損害金の利率は、有名消費者金融A社で「20%」。
借入の利息が「15%」に対して割高です。
遅延損害金の計算は、100万円の借入で、
100万円×20%÷365日=548
1日あたりの延滞利損害金は「548円」です。
遅延損害金は、支払いではないので、もちろん元金はびた一文減りません。
「意味のないお金」を払うわけです。
ですから1日も早く延滞を解消した方がいいのです。
2.返済の催促が始まります。
消費者金融で、常習的に遅れている場合は、次の日から電話での督促が始まる場合もあります。
電話があった時に、いつまでの支払いをするか答えてちゃんと支払いをすれば督促はストップします。
しかし、支払いが厳しくなると電話を出なかったり、利息分だけを支払ってやり過ごそうとします。毎月なんとか利息分だけを入れて、支払日をやり過ごそうとします。
自分がそうでした。こうなると正直、もうどうにもならない状態で、いい方向へは向かいません。末期の段階に近づいています。
3.信用情報機関への事故情報の登録をされます。
2,3ヶ月以上の滞納で、信用情報機関へ事故情報の登録をされます。
いわゆる「ブラックリスト」です。登録される期間は、5年から10年の間です。
信用情報機関とは、
信用情報機関は、加盟する会員会社から登録される信用情報を、管理・提供することで、消費者と会員会社の健全な信用取引を支えています。
消費者がクレジットやローンなどを利用する際、会員会社は消費者の信用力を判断する材料の一つとして信用情報機関に登録されている消費者の信用情報を確認しています。
この確認を行うことで、会員会社は消費者の返済能力に応じた適切な信用供与が可能となり、過剰貸付などを未然に防ぐことができます。
また、消費者は、自身が築き上げてきた「信用力」に基づいた信用供与を必要な時に迅速に受けることができます。
信用情報機関は、消費者信用市場の健全な発展を支える社会インフラとしての役割を担っています。
JICC(https://www.jicc.co.jp/about/whats/)
事故情報の登録(ブラックリスト)されてしまうと、事故情報が登録されていると支払能力の判断においてマイナスに働き、審査を通りにくくなってしまいます。
4.一括返済を求められる
3ヶ月以上、督促に無視していると、分割払いだった支払いを一括で支払えと連絡がきます。
郵便の書面で送られてきます。催促に応じないでいると、本来は分割払いだった場合も残高を一括で支払うよう請求されます。
返済日までに決められた額を支払うことで分割払いを認める、という契約ということなので、決められたものを支払わない期間が続けば、分割払いの喪失、つまり一括払いをしろということになります。
そして、一括請求の金額には「遅延損害金」もありますから、かなりの額に膨らんでいる可能性があります。
返済日が数日遅れたとしても、約束した日に返済をすれば、一括請求されることはほとんどありません。
5.裁判所による財産差し押さえ
滞納がそれでも続くと、裁判所を使った手続きになります。訴訟や支払督促という流れになります。
それでも対応しないでいると、裁判所は債権者の主張を認め、債権者は強制執行を申し立てます。
そして差し押さえになります。差し押さえられるものは、給与が大半です。あとは預貯金などです。
給与が差し押さえられる=会社に借金を放置したことがバレる、ということになります。
差し押さえ可能金額は、月給やボーナスの場合は、原則、手取り額の4分の1までです。
収入が多い人は、手取り33万円以上の全額となります。
違法な取り立てとは?どう対処する?
違法な取り立て行為とは、
・正当な理由なく、社会通念上、不適当な時間帯(夜9時~朝8時まで)に電話や訪問などをする行為
・正当な理由なく、勤務先などに電話や訪問などをする行為
・債務者から事前に申し出のあった時間帯以外に電話や訪問などをする行為
・借金や私生活に関する情報を債務者以外に明らかにする行為
・債務者に他者からの借入を要求する行為
・債務者以外の人に、債務者の借金の返済を要求する行為
・退去を求められても債務者の居宅や勤務先などに居座る行為
・大声を上げる、乱暴な言葉を使う、暴力的な態度をとる行為
・弁護士や司法書士が介入しているのに、債務者に直接接触しようとする行為
MONEY GROWTH(https://www.maneo.jp/media/saimu-debt-kaesenai/)
これらの違法な取り立て行為が行われる場合は、警察や弁護士に相談することです。
この時に大事なのは、「証拠を残しておくこと」です。
でも一番は、借金の支払いを放置しないことですね。
借金返済 できない 時の対処法は?
やはり、「債務整理」をすることだと思います。
「返せない」状態になってしまっている場合、自分でなんとかすることは、もう難しいと思います。
「おまとめローン」という方法もありますが、遅延を繰り返していたら審査の通るかどうかも微妙ですし、「おまとめローン」にも金利がつきますからちゃんと返していけるかどうかも微妙だと思います。
筆者の経験では、「おまとめローン」で借金をまとめてなんとかなったとしても、返し終わった後に、また借入やリボ払いを初めて、再び借金が膨らんでいく、という事態になると思います。
「おまとめローンについて詳しく書いた記事」はこちらをご覧ください。
「おまとめローン」では「借金グセ」を治すことは出来ないかと筆者は思います。
具体的な事例や対処法についてはこちらをご覧ください。
下記の記事に
「金額別返済事例」や
「借金がはいくらからがやばい」のか、
「筆者の返済事例」を書いてますので、合わせてご覧になると、
「ご自身の状況」や「債務相談に行く前に何を準備こしておくか」がわかります。
・借金はいくらからがやばいか
>借金返済がきつい 借金 いくらからヤバイ?「国が認めた救済措置」とは?
・金額別借金返済事例
>借金返済相談の前の準備事項(僕は、これが出来てなかったので苦労しました)
・借金が返せなくなった時に、してはいけないこと
>借金返済ができない状態を放置するととんでもないことになります。
弁護士事務所や司法書士事務所に相談に行く前に、準備しておいたほうがよいことを書いています。このブログの記事をご覧になっていただいて頭づくりをしてから相談に行ってください。