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任意整理 減額 どれくらいできるかシミュレーション。何が減額されるのか?

借金返済シミュレーション・借金減額シミュレーター



任意整理 減額 されるものは何? 任意整理でどれくらい減額されるの?
任意整理のデメリットは?どんな人が任意整理に向いてるのか?
任意整理をするべきなのか?

任意整理について調べてみると「家族にバレずに出来る」と書いてありました。
それはもちろん知られたくないですよね。もちろん僕もそうでした。
でも実際問題、筆者の借金総額は「任意整理」で返済可能なレベルではなかったのです。

任意整理を考える時のポイントは、
「任意整理で、返済に苦しまずに返していける借金総額はどれくらいなのか。」
を知ることです。

筆者の690万円の借金総額は、
60回にしても生活が成り立たないほどの月々の返済金額でした。

奥さんや家族に知られたくない気持ちは、痛いほどよくわかります。
当時に自分が読んで役に立つような記事を書いています。
当時の自分と同じような苦しみを持ってほしくない、という思いで、
このブログを書いています。

「借入件数19件」「690万円の借金」「個人再生」「138万円に圧縮」して「完済」し、「借金のストレスから解放された暮らし」を送っている筆者が不安な思いにお答えします。

今回は
「任意整理で減額されるもの」と
「減額のシミュレーション」
「どれくらいの借金額の人が任意整理に向いてるのか」について解説します。

借金問題を抱えている方、ぜひ全部の記事を読んで解決に向けて役立ててください。

関連記事;
借金 元本 を減らす方法。元金が減っていかない理由とは。利息や元金を減らす返済方法を解説!

カテゴリー;借金返済シミュレーション・借金減額シミュレーター

任意整理 減額

今回の記事の意義・目的は?
1.あなたの借金の月々の返済金額「完済できる金額なのか?」「いつ返済が終わるのか?」を知る。
2.借金生活を終わらせることを覚悟し、効率的な完済方法を知る。

◎この記事の最後に「次に知るべきこと」がわかる流れが記されています。

この記事を読んででわかること:
任意整理とは何
・任意整理で何がどれくらい減額されるの?
・任意整理のデメリット・メリットは?
・任意整理をするべきなのか?

任意整理って何?

任意整理とは、
・裁判所を通さず借入先と和解交渉をし、
・将来の金利や遅延損害金をカットし、
・元本のみを3年から5年で借金の返済を続けることで
借金を整理する手続きです。


ポイントは大きくは2つです。
・人(家族)に知られずに済む可能性がある。
・元金(元本)は減らない。

では、もう少し詳しく説明していきます。

任意整理 減額 できるのは「3つの借金」です。

借金総額の中から減額できるものは、下記の3つです。
・原則和解契約締結日以降の利息(いわゆる将来利息)
・和解契約締結までの遅延損害金
・ショッピング利用における手数料

任意整理をすると、借金がどれくらい減るのかのシミュレーションをします。

36回での完済時の合計利息減額されるということになります。

1.借金の元金が50万円の場合

 ・12回で完済の場合
→月々の返済は「46,000円」。完済時の合計利息「49,994円」
元金+利息「50万円+49,994円=549,994円」

24回で完済の場合
→月々の返済は「25,000円」。完済時の合計利息「99,036円」
元金+利息「50万円+99,036円=599,036円」

36回で完済の場合
→月々の返済は「19,000円」。完済時の合計利息「140,923円」
元金+利息「50万円+140,923円=640,923円」

50万円の場合は「140,923円分」の利息が減額されることになります。

任意整理をすると、元金のみ50万円を36回で支払います。
月々の支払いは、50万円÷36回=約14,000円くらい。

2.借金の元金が100万円の場合
12回で完済の場合
→月々の返済は「91,000円」。完済時の合計利息「82,595円」
元金+利息「100万円+82,595円=1,082,595円」

24回で完済の場合
→月々の返済は「49,000円」。完済時の合計利息「161,934円」
元金+利息「100万円+161,934円=1,161,934円」

36回で完済の場合
→月々の返済は「35,000円」。完済時の合計利息「245,137円」
元金+利息「100万円+245,137円=1,245,137円」

100万円の場合は「245,137円」の利息が減額されることになります。


任意整理をすると、元金のみ100万円を36回で支払います。
月々の支払いは100万円÷36回=約28,000円くらいになります。

3.借金の元金が200万円の場合
24回で完済の場合
→月々の返済は「97,000円」。完済時の合計利息「327,672円」
元金+利息「200万円+327,672円=2,327,672円」

36回で完済の場合
→月々の返済は「70,000円」。完済時の合計利息「490,296円」
元金+利息「200万円+490,296円=2,490,296円」

任意整理をすると、元金のみ200万円を36回で支払います。
200万円÷36回=約55,000円くらい。

200万円の場合は「490,296円」の利息が減額されることになります。

ちなみに任意整理をして「元金150万円」を36回で支払う場合、
月々の支払いは、1,500,000÷36回=「41,600円」くらいです。

このシミュレーションを見た上で、
任意整理のメリットとデメリットをご確認いただくと判断しやすなります。

任意整理 減額 した場合のメリットを解説します。

1.金利がカットされるため、月々の返済額を減らせる可能性ができます。
→例えば、元金100万円場合、36回での月々の支払い額が、35,000円から28,000円に減ります。

2.裁判所を利用しないので、任意整理するを債権者と任意整理をしない債権者を選ぶことが出来ます。
住宅ローンや自動車ローンなど任意整理から外すことが可能です。
ただ住宅や車など大きな買い物の場合は任意整理から外した方がいいと思いますが、
借金の場合は相当しっかり考える必要があると思います。(デメリットの部分で詳しく書きます。)

3.債務者の氏名・住所が官報に載らないので、周囲に借金がバレない可能性があります。
→独身の方であれば、「自分だけ」なので家族にバレない可能性は高いですが、
結婚していたり、家族との同居の場合はバレる場合があります。
(次のデメリットの内容をご覧下さい。)

任意整理のデメリットを説明します。

・ブラックリストに載ります。
→5年間程度ブラックリストに載るようです。
注意事項は「完済してから5年間くらい」ということです。
3年間で完済して、それから5年間ですから、
「トータル8年間くらい」です。支払いを始めてから5年間ではありません。
気をつけて下さい。

・ということは、新たな借り入れは出来ません。
→住宅ローンや分割払い、新たなクレジットカードの発行、
今まで使っていたクレジットカードが使用出来なくなる。
カードの更新も出来なくなります。

・借金において「任意整理をするもの」と「任意整理をしないもの」を分けてしまった場合、
「任意整理しなかった借り入れ」で焦げ付きを起こしてしまう可能性があります。

これではさらに厳しい状況に追い込まれます。
返済計画を相当しっかりと立てないと任意整理前より状況が厳しくなってしまうこともあります。

つまり、任意整理が適する借金総額には限度があるということです。
借り入れ先・借り入れ総額がたくさんある場合は、任意整理をしても月々の返済額が減らず、
生活が立ちいかなくなってしまう可能性が高いです。


そして、
メリットの部分で「家族にバレずに済む可能性がある」と書きましたが、配偶者がいたり、家族と同居の場合は、家を買うとか、家電等を分割で買うとか、カードで買い物をする、といった時に、任意整理をしたことがバレてしまう可能性が高いと言えます。

任意整理をしたほうがいいのかどうかの判断基準を示しますね。

大切なことは、日々の生活が借金に追い詰められることなく、質素ではあるが支払いの苦しさなく普通に暮らせていける状態になることです。

任意整理後の月々の返済金額は「4万円」を超えると生活がきついです。
となりますと、借金元金総額が「100万円から150万円の間」になります。

借金の金額別に「任意整理」と「個人再生」をした場合の減額される金額と完済までの支払い金額をシミュレーションした記事は >こちら です。

給料手取り金額別返済可能金額の算出例>こちら です。
月々どれくらいの返済額が可能かがわかります。

・36回の月々の支払いが「4万円」を超えない。
・元金総額が「100万円から150万円の間」


これを超える方は「個人再生」の方が苦しさなく暮らせる可能性が高いです。
判断ポイントは「家族に借金のことを話して前に向かって頑張れるかどうか」です。


任意整理の場合は、弁護士等の専門家としっかり話をして任意整理後の生活設計も含めて進めていく必要があります。それを甘く考えて失敗してさらに生活が立ちいかなくなった方も少なくありません。
現実をしっかり見つめて、借金のストレスがない生活をつかんで下さい。
筆者は、個人再生をして本当に借金お苦しみから解き放たれました。

あなたに合った債務整理の方法をこのブログの記事でみつけることが出来ると思います。

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